開業したてのころ、「あなたに後見人をお任せしたい」というご婦人から、時々電話がかかってきました。

その方は体調を崩されていて外出が難しく、お子さんも遠方に住んでいるため、将来に備えて後見人を誰かにお願いしたいということでした。

何度かお電話をいただき、その都度お話を伺っていましたが、ある日「他市へ引っ越すことになったので、あなたにお願いすることはできなくなりました」と連絡がありました。それが最後の電話でした。

今思えば、後見人の相談というよりも、少し話し相手がほしかったのかもしれません。電話口でゆっくりと言葉を選びながら話される様子が、今でもときどき思い出されます。

お元気で過ごされているかしら、とふと思い出すことがあります。

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