建設業29種類の業種区分のうちの大工工事と左官工事についてです。
大工工事
木材の加工又は取付けにより工作物を築造し、又は工作物に木製設備を取付ける工事です。
ノミ・カンナ等で木材を加工し取り付ける所謂私たちが想像する大工さんや、生コンクリートを打ち込む型枠を作る作業もこの大工工事にあたります。
具体的な工事名としては、大工工事、型枠工事(木製のもの)、造作工事(内部の天井・床板・階段などの取付)、木製手摺据付工事、木造建築物の補修工事などが大工工事に含まれます。

左官工事
左官工事とは、モルタルや壁土などを使い、建築物の床や壁を塗り固める工事を指します。
国土交通省による業種区分では「工作物に壁土、モルタル、漆くい、プラスター、繊維等をこて塗り、吹付け、又ははり付ける工事」とされています。
『左官工事』の代表的な工事例としては、モルタル塗り、日本壁塗り、ブラスター塗り、またサッシまわりのモルタル詰めや、打ちっ放しコンクリートの補修、床コンクリート工事です。
防水モルタルを用いた防水工事は「左官工事」「防水工事」どちらの許可でも施工可能です。
ガラス張り工事及び乾式壁工事は、通常、左官工事を行う際の準備作業として当然に含まれています。
※ペンキを塗る作業は塗装工事となります。
